2019年01月07日

平成30年8月25日、日本富士スカウトクラブ主催「Ever Onwardの集い」

平成30年8月25日(土曜日)午後1時から、日本記者クラブ会議室で日本富士スカウトクラブ主催「Ever Onwardの集い」が開催されました。

 この春、移転前の東京・文京区の日本連盟スカウト会館のスカウトミュージアム見学会を開催しましたが、その席上、「日本の少年団運動 資料に見る黎明期のスカウティング」が4月20日に出版とのご報告が編著者の五十野和夫さんよりありました。

 今回の集いは、この完成した「日本の少年団運動」の詳細のご紹介に始まり、資料蒐集の苦労話などをお聞きしようとの意図で開催されています。五十野さんはスカウト切手・メモラビリアクラブ所属で、ボーイスカウト切手や資料などの蒐集では著名な方のお一人です。
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 今回のその膨大なコレクションの一部を本の形で出版する事になった契機の一つは、収集活動の古書店巡りで、恐らく内田二郎さんのコレクションと思われる三島通陽元日本連盟総長のお手紙や葉書、弥栄ボーイスカウト結成時の資料、少年團日本連盟創立関連の文書を手に入れた事。これで三島元総長関連の資料も充実し、それが出版を促した様子です。

 さらに一番の「珍品」は、アメリカの著名コレクターから譲渡された第2回国際ジャンボリー(第3回ら世界ジャンボリーと呼ばれる)の参加章。この大会はデンマークで開催され、参加者は5000名と少ない大会でした。
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 参加章にはNo.が1〜5000まで印字されており、No,1はデンマーク王に、No.4999はLady B‐Pに、No.5000はB‐Pに渡され、B‐Pの参加章はイギリス連盟の本部に保管されています。

 この参加章は絹で作られていたために損傷が激しく、現存しているのは29枚しか分かっていません。五十野さんの入手した参加章はアメリカ・バルチモアの派遣隊員の物だそうです。日本からも三島元総長を始めとした方々が参加していますが、参加章は出てきていません。

 他にもボーア戦争の時に、B-Pの切手が戦場で発行されましたが、その時に使用された実逓便(実際使用された封筒)も希少価値が。面白いものは、千駄ヶ谷少年団結団式時の徳川家達、後藤新平の祝辞や二条暑基の祝電。ご本人曰く、「切りがない」とおっしゃるほどに、膨大な資料などが整理・保存されています。しかし、このような蒐集家によって一度散逸したものがまとめられて整理整頓されます。蒐集家の存在の意義を、あらためて感じています。
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posted by 日本富士スカウトクラブ広報 at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | EverONwardの会